11月23日(木)に行われた秋田県合気道連盟演武大会の六段師範演武です。
合気道の特徴の一つに、「座り技」という稽古法があります。「膝行(しっこう)」という動きにより、攻めてくる相手を押さえ技や投げ技で制するものです。
学生の頃は膝行でご飯をおかわりしに炊飯器へ♪なんて楽勝の動きでした。
膝(ひざ)が痛くて痛くて・・・とおっしゃる先輩方の気持ちがわからなかったのですが、自分もある年齢になるとよーくわかるようになりました。
ですが、合気道という武道の指導者を生業に選んだ以上、「膝が痛いからできません」という選択肢はありません。
座り技は開祖が重んじた稽古法だからです。
いずれ年齢を経て、できなくなる時が訪れるでしょう。
そのときのためにも、今から大先生の技を継承してくれる若者たちを大切に育てます。
今を大切に、未来のために。
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