今年の4月、秋田県合気道連盟は役員改正が行われ、北嶋貞好会長をはじめとする最初の行事として行われました。
「能代合気会」「由利本荘合気会」からそれぞれ二名ずつ、初段の審査でした。
初段で合格すると黒帯と黒袴をつけることが許されます。
「黒袴は足の動きを悟られないため」「初段になって初めて、開祖の合気道に入門したことになる」と聞いたことがあります。
初段の審査は十分な稽古量を積むだけではなく、基本技を理解しているかどうかが問われる大事な審査です。
その審査内容は
体の変更
気の流れ
片手取り呼吸投げ各種
諸手取り呼吸法各種
座り技(固め技、投技)
半身半立ち技各種
立位技後技で(後襟取り、後両肩取り、後ろ両手取り)
武器取り(短刀取り、太刀取り、杖取り)
二人取り
二人掛自由技
座り技呼吸法各種
以上です。
但し「各種」「自由技」には、さらに多くの技数があります。
この膨大な技数を覚えるためには、臍下丹田(へその下)を意識した「半身」と呼ばれる姿勢を身につけ、「体の変更」という理合に則った動きを身につけて徐々に技数を増やしていき、さらに武器稽古(木剣・杖)で錬りに練っていきます。
合気道は子どもから高齢の方でもできる武道です。
但し、上達はこの基本技をきちんと学んでこそ、なのです。
とはいえ、いったんはまってしまうと夢中になるのが合気道の魅力です。
私の門下生(小学生女子)は体術はもちろん、武器技を嬉々として稽古しています(末恐ろしや(;^ω^))
本日の昇段審査会は十分な稽古量がうかがえる内容でした。
合格した皆さま、おめでとうございます。
そして、これからも地道に稽古を積み上げていきましょう!
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