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免状授与を行いました


10月に入り、秋田は朝夕肌寒さを感じる涼しい秋となりました。先月昇級審査を受検したお二人の免状授与が行われました。

まずは四級を受検した男性です。

秋田テルサ合気道教室で合気道をはじめ、さらに研鑽を積もうと専門道場に入門しました。合気道の開祖 植芝盛平翁の高弟 故斎藤守弘師範に憧れている方です。


次は合気道浩然館として私から、五級を受検した女性へ伝達しました。

この方も秋田テルサ合気道教室で合気道をはじめました。はじめた頃は、「私にもできるでしょうか?」と自信なさげでしたが、私が「私が付いていますから、大丈夫です!」とお約束しました。

この方にとっては初の免状授与でした。

私も嬉しさいっぱい!


社会人で合気道の稽古をはじめること、続けることは容易ではありません。

お仕事や生活との兼ね合いの中で残された貴重なお時間を、合気道の稽古に費やしに来るのです。また体力も年齢によって異なります。無理のないように少しずつ少しずつ体を慣らしていきます。


道場の心得の一つに「稽古は常に愉快にすること」とあります。

徒に稽古をしてよい、という意味ではありません。

目くじらを立てて猛々しく倒そうとする気持ちではなく、お互い素直な心で相手を導き、和やかに稽古をする、ということです。黒帯の先輩は白帯の後輩を教え導くのに、どなりつけたり、適当に相手をしたりすることはありません。懸命に応援するのです。

また黒帯の方々も自分の考えを押し付け合うのではなく、常に学びの心を忘れることがありません。


また、私の好きな開祖の御言葉に「一家なりけり」とあります。私の師 横山清一師範もよく、この言葉を引用します。

無遠慮になれなれしく付き合う、ということではありません。

共に稽古する仲間を道友として尊重し、仲良くするということです。


今後も昇級審査を控えて稽古をしている仲間がおります。

昇級審査を受ける予定がなくても、稽古を通じて体を丈夫にしたい、という目的があってもよいのです。

これら道友の方々が「今日も来てよかった!」と思える道場を、今後も目指してまいります。

皆さまよろしくお願い申し上げます。


合気道浩然館

岡部智美


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